【第一回】エンジニアになりたい人向け!ITエンジニアとは?なるべく分かりやすく解説します。

2024年1月27日

みなさん、こんばんみ。リシュフィーです。

今回は、現役の駆け出しWebエンジニア(6年目)の私が、エンジニアについて紹介しようと思います。

コロナ渦の昨今、リモートワークなどが普及してきており、在宅でできるエンジニアの仕事に注目している方や、将来エンジニアになりたいお子様をお持ちの方、などの参考にしていただければと思います。

ITエンジニアとはどういう仕事?

ITエンジニアとは、ITに携わる技術者を表す職業です。「IT」とは、「Information Technology」という意味で、日本語で「情報技術」を意味しています。
「エンジニア」は、エンジニアリング(工学)の知識やスキルを持つことを指しており、つまり、情報技術の知識やスキルを持った技術者になります。

ひとくちに、ITエンジニアといっても、仕事内容は幅広く、そこから更にITのどの分野に特化しているエンジニアなのか?といったことが区別されています。
例えば、皆さんがよく聞く、システムエンジニア(通称SE)といった仕事や、プログラマー(通称PG)といった仕事、他には、フロントエンドエンジニアやサーバーサイドエンジニア、アプリエンジニアといった仕事もあります。
それぞれ、仕事によっては様々な業務を兼務することもありますが、大まかにはこういったように分かれています。

具体的な仕事内容としては、お客さんの要望に合わせてシステムを開発したり、自社のサービスの開発を行ったり、サーバー構築、保守、運用を行ったりと様々な仕事があります。
よく、一人で黙々と仕事をするといったイメージがありますが、開発するにあたって個人で開発するケースは稀で、システムやサービスの仕様を決めることや、進捗や納期といったことも話し合う必要があるので、一定のコミュニケーション能力は求められます。

ITエンジニアの種類はどんなものがある?

上記でも述べた通り、ITエンジニアは色々な種類があり、求められる知識・スキルなどは様々です。
以下で、簡単にご紹介します。

システムエンジニア(SE)

システムエンジニアのお仕事は、主に設計やお客さん、プログラマーとのやりとりがメインになります。
システムを開発するにあたって、一番重要となるのは設計です。
システムエンジニアは、お客さんにシステム開発を依頼された場合に要件をヒアリングし、その要件を満たすための方法を提案。必要に応じて、要件定義などを作成します。
システム開発が進行した場合は、要件定義をもとに、さらに詳細をお客さんとの打ち合わせで詰めていきます。
場合によっては、開発、テストもシステムエンジニアが兼務することもあります。
偶に、プログラミングをしたことがないと言われる、システムエンジニアの方がいらっしゃいますが、
それは、おそらく完全に業務を分担されているからかと思われます。

プログラマー(PG)

プログラマーのお仕事は、システムエンジニアとともにシステムの開発や、サービスの開発を行うことになります。
システムエンジニアが作成した要件定義をもとに、この要件を実装するためには、何が必要かといったことを考え、基本設計書、詳細設計書といった設計書に実装内容を落とし込みます。
設計書が作成出来たら、次は実際に開発を行います。
ここで、必要になるのがプログラミングの知識です。プログラミングとは、別の機会に解説しますが、様々なプログラム言語を用いて、コンピュータに命令を出すためのもの言葉とイメージしてください。
開発中は、様々な問題が発生しますが、そういった問題を解決するのもプログラマーの役割です。
また、開発したものをテスト(デバッグ)するのもプログラマーの役割です。

Webエンジニア

Webエンジニアのお仕事は、主にWebサービスやWebサイトといったものを設計、管理、構築、運用、保守を行うエンジニアのことです。
Webエンジニアは、システムエンジニアやプログラマーといった役割がはっきりしていません。
なぜなら、必要であれば、設計もお客さんとのやりとりも、開発も構築、運用、保守もすべて行うことがあるからです。
加えて、ネットワークやセキュリティの知識も必要になってくるので、幅広い知識が求められます。

フロントエンドエンジニア

Webサイト、Webサービスで、普段閲覧しているサイトのユーザーが触れる部分をフロントエンドと呼びます。
フロントエンドエンジニアは、そういったフロントエンドと呼ばれるところを、HTML、CSS、Javascriptといった言語を用いて構築、開発するのが役割です。
個人的には、フロントエンドの開発は、一番魅力的です。なぜならば、実際にユーザーが触れる部分なので、この部分の開発がWebサイトやWebサービスの人気に直結するといっても過言ではないからです。

サーバサイドエンジニア

サーバーサイドエンジニアのお仕事は、サーバーサイドという名前の通り、サーバー側で行う処理に対して、主にJava、PHP、Ruby、などの言語を用いて開発するのが役割です。
普段、私たちが目にする機会はあまりありませんが、とても重要な役割を果たしており、Webサービスを運用していく上では欠かせない仕事です。
具体的な例としては、
 ・ショッピングサイトの商品購入処理。
 ・会員制サイトのログイン認証処理。
 ・サイトに入力された情報をデータベースに検索、保存、変更する処理。

など、大変ですが、やりがいのある仕事になっています。求人等で、多く出ている一般的なエンジニアのお仕事といえば、サーバーサイドエンジニアのイメージが強いかと思われます。

インフラエンジニア

インフラエンジニアのお仕事は、サーバーやネットワークの構築など、ITの基盤となる部分の設計、構築、保守、運用をおこなうのが役割です。
システム、サービスを開発する上で欠かせないWebサーバーやメールサーバー、ネットワークなどを設計、構築するのが主な仕事で、システムエンジニアとは違ったスキルや知識が必要になります。
24時間365日、システムやサービスを安定して稼働させるためには、普段からのメンテナンスや障害発生時の調査や修正などが必要不可欠です。
なので、責任感がつよく、細かいところに気が付ける人におすすめの職種です。

ITエンジニアに必要なスキル、資格は?

必要なスキル、資格と書きましたが、以下で上げるものは必ず必要なものではなく、
身に着けてとくと有利といったものになります。

プログラミングの知識

システム開発やサービス開発を行う上で、絶対に必要になのは、プログラミングです。
なぜならば、実際にモノを作るのは、コンピュータだからです。
コンピュータに命令するものが、プログラミングなのでこれを使わないとそもそも命令もできません。

もちろん、「私は、システムエンジニアになって設計だけして、プログラマーにお願いするからいい!」という方もいらっしゃるかもしれません。
ただし、システムエンジニアになるとしても、プログラマーからシステムエンジニアにステップアップする方も多く、プログラミングの経験がないと工数の見積もりなども難しくなるかもしれません。

上記のことから、何かしらのプログラミングの知識は、持っておいた方が私はよいと思います。

論理的思考力

設計を行う上で、どうすれば目的のものが作れるのか、どのように提案すればよいのかといったことや、
開発を行う上で、どのような実装が最適か、問題が出た場合はどのように解決すればよいかといったことを、
思考する力が必要になります。

論理的思考力は、幅広く役立つので、本来は業種に限らずすべての社会人に役立つものでもあります。
特に、論理的思考力を身に着けることで、問題解決能力は大きく向上します。
ITエンジニアは、多種多様な問題は日常茶飯事ですので、日ごろから論理的思考力を養っておくのが大切です。

コミュニケーション能力

上記でも、一度述べましたが、一般的なITエンジニアには、コミュニケーション能力も求められます。
なぜならば、お客さんとのやりとりや、他のエンジニアとのやりとりも発生するからです。
システム開発やサービスの開発をするにあたって、日ごろから綿密にやり取りしていないと、必ず認識違いや認識不足でミスが発生します。(※かく言う、私もコミュニケーション能力が低かったため、同様のミスを経験しており、迷惑をかけたことが何度かあります。)

なので、「人とコミュニケーションを取るのが苦手です…。」といった方でも、せめて仕事上では、コミュニケーションを取るようにしましょう。

ITエンジニアのやりがいは?

ITエンジニアのやりがいは、人によって異なると思いますが、私が思うこの職業のやりがいは、以下の3つだと思います。

自分が開発したものが形になる。

システム開発やサービスの開発を行う上で、目的通りに機能しない、仕様変更がある。といった問題は日常茶飯事です。それらは、お客さんの要望で変わることもありますし、自分のミスやチームのミスで作業時間が増えることもあります。
しかし、それらを乗り越えて、自分が携わったところがリリースされたときの達成感は、半端ないです。
特に、入社して初めて機能をリリースした時は、不具合が起こらないかドキドキと不安でいっぱいになりますが、それ以上に嬉しさでいっぱいになりました。

スキルが身につく。

ITエンジニアとして、様々な案件をこなしていくうちにそれぞれ専門的な知識が身に付きます。
例えば、プログラミングの知識であれば、フロントエンドエンジニアならHTML,CSS,Javascriptといったスキルが身につきますし、サーバサイドエンジニアであれば、Java,PHP,Rubyなどのスキルが身につきます。
他にも、サーバーの構築についての知識や最近はやりのクラウドについての知識も身につきます。
多くの知識を持っているITエンジニアは、それだけで重宝されますし、お給料も上がります。
手に職をつけたい、お金もある程度ほしい。といった方にもおすすめです。

お客さんに喜ばれる。

自分が作り上げたものが、お客さんに喜んでいただけることがあります。
苦労して、作ってきたものが他の人に評価されるのは、誰でもうれしいと思います。
「便利になったよ、ありがとう!」と言われると、次も頑張ろう!とモチベーションも上がりますよね!
もちろん、全てそのようなお客さんばかりではないですが、そういった経験ができるのも、ITエンジニアの魅力だと、私は思います。(笑)

エンジニアになるためには、どういった勉強が必要?

エンジニアには、理系の人がなるイメージがありますが、決してそんなことはありません。
文系のエンジニアの方も多いですし、勉強すれば誰でも挑戦することができます!
まずは、色々なサイトや、本を読んでエンジニアの仕事を理解して、それからエンジニアスクールに通ってもいいですし、大学や専門学校でプログラミングを学ぶのもいいと思います。
独学で学びたい人は、本やWebサイトなどで勉強するのもありだと思います。

この記事で興味を持たれた方は、ぜひITエンジニアの仕事に飛び込んでみてください!

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